タレントの伊集院光が24日深夜に放送されたTBSラジオ「JUNK 伊集院光の深夜の馬鹿力」に出演。30年ぶりに母親と対面したエピソードを明かした。
この話を放送内で話すかどうかを迷っていたという伊集院は「オレ、おふくろと30年ぶりに会ったの。普通だったよ」と語り始めた。
家族の中で唯一連絡の取れる姉の仲介もあり、自宅付近の飲食店の個室で対面が実現したが「向こうは一方的にテレビで見ているから、久しぶりだねーなんつって」と予想外の反応で、「『久しぶりー、まあテレビでは見てるけど。ちょっと待ってね、これ(料理に)お母さんの嫌いなブロッコリーが入っているかもしれないから』って、このスピードすごくない?その後、スパゲッティ食って、終わり」と、あっさりとしたものだったという。
伊集院の自宅と実家は「自転車で15分くらい」の距離だという状況で、30年もの間会わなかった理由については「会わなかった理由なんてないの。本当につまらないくらいないの」と語る。「結婚式には来てもらったし、うちのかみさんだってあいさつしないといけないから、一緒に食事したりした」が、「その後にうっかり5年ぐらい空いちゃった」という。
「5年空いたら今度は会う理由がいるんだけど、法事もイベントもなくて。5年会わないのに急に会うってなんだよってなったら、10年たっちゃった」と苦笑。「親の57から67の10年って、結構やばいくらい年を取っている気がして、それを受け止めらんないと思って。会って老いを確認したら、オレはすごい親不孝をしているって自分を責める気がして、そんなんで落ち込んだりして仕事に影響を与えたくないから、行かないが20年になり」と、経緯を説明した。
また、父親は「介護が必要で施設的なところにいる」といい、「近いうちにどこかで会おうとは思ってます」と語った。