「異例中の異例」だったtimeleszのオーディション 下積みなしでも新メンバーに漂う事務所の空気感 – スポーツ報知

「異例中の異例」だったtimeleszのオーディション 下積みなしでも新メンバーに漂う事務所の空気感

2025年2月16日 5時10分スポーツ報知

新メンバー5人が加わったtimelesz(カメラ・小泉 洋樹)

STARTO ENTERTAINMENT所属のtimeleszが15日、都内で「新体制 初お披露目襲名式」を開催した。昨年4月1日のグループ名改名と同時に、新メンバーオーディションの実施を発表。6回にわたる審査を経て1万8922人の参加者から橋本将生(25)、寺西拓人(30)、猪俣周杜(23)、篠塚大輝(22)、原嘉孝(29)の5人が選ばれ、8人体制のグループが誕生した。

オーディションを終えた感想を聞かれたオリジナルメンバーの菊池風磨(29)は「大変うれしく思う」と言った後、「それ以上に、ホッとしている」と吐露した。

「前代未聞」「異例中の異例」と表現した通り、旧ジャニーズ事務所時代も含め、デビューはジュニアを経て勝ち取ることが常識。その“下積み”を経験せずにデビューすることにファンは抵抗感を持ち、当初は賛否両論の「否」が勝った状態だった。それは所属タレント、3人も同じ。昨年9月のインタビューで松島は「ネガティブの方が大きかった」と明かしたが、可能性に懸けた。

序盤にはスキルや覚悟が満たない参加者も散見されたが、空気を変えたのは4次審査から合流した寺西や原らの存在。候補生という立場からアイドルの姿勢を見せた。大倉忠義、堂本光一、木村拓哉、櫻井翔ら“先輩”も駆けつけて助言を送ったことで、候補生にはジュニア時代に培う空気感が徐々に漂い始め、「否」の声は少なくなった。

一橋大在学中の篠塚、焼き肉店店員の橋本、塗装業の猪俣。外部からの新メンバーには個性豊かな面々がそろったが、それぞれの根には既に事務所の空気感が漂っている。(田中 雄己)

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