明石家さんまが吉本興業を電撃退所する意向を示唆し、業界に衝撃を与えている。彼は、自身のラジオ番組で「吉本を背負いたくない」と赤裸々に語り、後輩芸人の不祥事についての心の内を明かした。
この発言が浮上した背景には、ジャングルポケットの斎藤慎二さんの不祥事がある。斎藤さんは、ロケバスの中で20代女性に対して性的暴行を加えたとして警視庁に書類送検された。彼はすでに吉本興業から契約解除され、復帰は絶望的な状況となっている。斎藤さんの事件を受け、明石家さんまは「俺吉本を背負うのやめます」と宣言し、これまでの心労を吐露した。
さんまは、吉本に対する責任感から多くのストレスを抱えていたことを認め、後輩の将来を考えすぎていたと語る。「関係ないからよう考えたら」と、吉本に対する意識が変わったことを示唆した。彼は、周囲からの期待やプレッシャーに疲れ果てていた様子で、「もう誰のことも心配せえへん」と、今後は自分の心を優先することを決意した。
また、斎藤さんの不祥事に対する関心が高まる中、さんまは「見てもいないことを言っちゃだめ」と発言し、業界内の情報の取り扱いについても言及した。彼の発言は、斎藤さんへの思いやりを表現しつつも、業界の厳しさを浮き彫りにするものとなった。
明石家さんまの吉本興業からの退所が実現するかどうかは不明だが、彼の心の内には深い苦しみや悲しみが積もっていることが伺える。お笑い界の重鎮が直面する現実に、多くのファンや関係者が注目している。