メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースが、エンジェルス時代から大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏を解雇したことが、日本時間21日に報じられ、波紋を呼んでいます。報道によると、水原氏は違法賭博に関与し、約450万ドル（日本円で約6億8000万円）の損失を出したとされています。その結果、大谷選手の口座から金銭が不正に使用された疑いが持たれています。
水原氏は解雇される直前に行われたインタビューで、2023年にギャンブルによって膨らんだ借金を大谷選手に肩代わりしてもらったことを認めています。大谷選手はこの件について、全く知らなかったと主張し、送金も行っていないと述べています。この食い違いから、大谷選手が水原氏の違法行為に関与していたのか、それとも単なる被害者であるのか、疑念が生じています。
アメリカのスポーツメディアでは、大谷選手の今後に対しても懸念が広がっており、過去の野球賭博で永久追放された選手の例が挙げられています。もし大谷選手が水原氏の違法賭博に関与していたと判断されれば、厳しい処分を受ける可能性も否定できません。
水原氏は、ギャンブル依存症の影響を受けていたとも伝えられており、この騒動が彼のプライベートにも影響を与えているとの見方があります。水原氏の離婚の噂も立っており、彼の経済的な問題がその原因とされています。
一方、大谷選手は現在、ドジャースでの新たなシーズンを迎えています。長年の信頼関係にあった水原氏の裏切りは、彼の心に傷を残すことでしょう。しかし、プロフェッショナルとして大谷選手はこの困難を乗り越え、引き続きプレーに全力を尽くすと期待されています。ファンは、彼の心境を察しつつも、変わらぬ応援を送り続けています。
