笠井信輔アナ フジテレビの名物番組に出演し「プライドはズタボロに」「しばらく出られなくなった」

元フジテレビで現在はフリーの笠井信輔アナウンサーが7日までに自身のインスタグラムを更新し、今月1日に亡くなったタレント・みのもんたさん(享年80)との思い出をつづった。

「みのもんたさんが、先日お亡くなりになりました」と題して投稿し「私は、司会者によって視聴率が大きく変わる『テレビ司会者の時代』にワイドショーや情報番組を担当してきました」。笠井アナは、昨年12月9日に死去したキャスターの小倉智昭さんとフジテレビ系「とくダネ!」で長年共演した。「みのもんたさん、徳光和夫さん、大塚範一さん、そして我がボス、小倉智昭さん」とお世話になった大先輩を並べ、「小倉さんに続いて、みのさんの訃報は、テレビが大きく様変わりしてゆく象徴のひとつだと感じています」と悲しんだ。

「みのさんの『朝ズバ』(TBS)は『とくダネ!』の裏番組で強敵でした」と、ライバル番組だったと告白。しかし「今だから言えますが、当時、我が笠井家は、『とくダネ!』ではなく『朝ズバ』を見ていたんです」と明かし「父親が、夫が毎日出ているのに、です(笑)『だって朝ズバの方が面白いんだもん。父さん“8時またぎ”は参考にしなきゃだめだよ』当時、息子たちにはそんなふうに言われてました」と当時を振り返った。

「みのさんと小倉さんは、似て非なるキャラクターでした」と2人を比較。「小倉さんは、番組では強面(コワモテ)ですが、実は繊細な人。一方、みのさんは何度かお仕事ご一緒したことがありますが、全くあのままの方。番組も明るく豪快なんですが、打ち合わせも全く変わらなかった。『小倉さんと違うなぁ』と感じたの覚えています」とみのさんの人柄を回顧した。

みのさんがMCを務めていたフジテレビ系のクイズ番組「クイズミリオネア」に出演したことがあったそう。「サイコロの5の裏は何?」という問題で、少し考えたあとに「1」と答えて不正解に…。「放送があった夜、家に帰宅すると、小学生の息子たちが私の前で4歳の三男に向かって言いました。『サイコロの5の裏は何?』『2』『せいかーい』父親としてのプライドはズタボロになりました」とショックを受け「それからしばらくクイズ番組に出られなくなったのは、無理もありません(笑)」と笑った。

「でも『みのだめ』を生体験できた事は一生の思い出であります」と共演に感謝し「みのさんありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

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