ロサンゼルス・ドジャースのロバーツ監督が、若手投手ランドン・ナックへの厳しい評価を下しました。9月10日に行われたワシントン・ナショナルズ戦で、ドジャースは6対5で勝利を収め、連敗を3で止めましたが、試合後のロバーツ監督の表情は明るくありませんでした。
試合の先発投手として登板したランドン・ナックは、初回に3失点を喫し、わずか2回1/3で交代を余儀なくされました。特に、ナックは2回には三者凡退を取り戻したものの、3回に再びルイス・ガルシアに同点ホームランを浴びるなど、安定感を欠いた投球を見せました。ロバーツ監督は「残念ながら、ナックはボールの感触が全く良くなかった」とコメントし、その原因については不明であるとしましたが、終盤にチームがタイムリーを放ったことに感謝の意を示しました。
ナックは昨年デビューし、15登板で防御率3.65を記録するなど期待を寄せられていましたが、最近のパフォーマンスは不安定です。ロバーツ監督は、ナックが次回のロッキーズ戦で再度チャンスを与えられることを期待すると述べ、「通常の状態に戻れば、良い投球をしてくれると思う」との見解を示しました。
一方で、ナックのコントロールには課題が残っており、ロバーツ監督は「ここぞという場面で結果を出せない」と指摘しています。今後の試合で、ナックが持ち直すことができるか注目されます。ドジャースは、投手陣の安定性を取り戻すための調整が急務とされています。