関西万博会場近くで、警察官による拳銃の誤発射が発生しました。大阪府警によると、15日午後7時頃、万博会場の警備を担当していた男性巡査長が勤務交代の際、拳銃を保管用のケースに収納する際に不適切な取り扱いを行い、引き金を引いてしまったというものです。発射された弾丸は警察車両の床に命中しましたが、車両内には5人が乗車しており、全員無事でした。また、車両は万博会場外の立ち入り制限区域に停車中で、一般来場者への被害はありませんでした。
大阪府警はこの事案を重く受け止め、安全管理の徹底を図るとともに、再発防止に向けた指導を強化する意向を示しています。警察組織内での拳銃取り扱いに関する基本動作の再確認が急務となっており、万博の警備体制に対する緊張感の向上が求められています。