シカゴ・カブスの鈴木誠也選手が、トレード候補として浮上しているとの報道が現地メディアから伝えられ、ファンや専門家の間で波紋を呼んでいます。鈴木選手は2021年オフに結んだ5年契約の3年目を迎え、今シーズンも期待される存在として活躍を続けています。
開幕戦から好調で、打率3割を維持していた鈴木選手でしたが、4月中旬に外福射金の張りで負傷者リスト入り。復帰後も安定した成績を残し、最終的には打率2割8分3厘、21本塁打、73打点という素晴らしい成績を収めました。しかし、三振数の増加やフライアウトとゴロアウトの比率の変化が気になるところです。
そんな中、カブスが鈴木選手とコディ・ベリンジャー選手をトレード候補として挙げていると報じられました。鈴木選手の契約は残り2年で、トレード拒否権も持っているため、彼の同意が必要です。カブス側は鈴木選手を放出することで浮いた資金を他の選手獲得に充てる考えのようですが、この動きには地元メディアからの批判も寄せられています。
ブレッド・テイラー記者は、鈴木選手の放出は打撃力が必要なチームにとって無駄であり、他の日本人選手との関係構築にも悪影響を及ぼす可能性があると指摘しました。鈴木選手は今シーズン、特に後半戦での成績向上が期待されており、チームのポストシーズン進出にも重要な役割を果たす選手です。
ファンの間でも「チームの主力をトレードするのは理解できない」という意見が多く、鈴木選手の残留を望む声が高まっています。果たして鈴木選手の今後はどうなるのでしょうか。カブスの決断が注目されます。