元プロ野球選手の波留敏男氏が、球団社長との激しい口論を受けて、トラブルメーカーとしての名声にさらなる火が付いた。波留氏は中日ドラゴンズの打撃コーチとして活動していたが、最近の試合中に選手たちに対して激怒し、その様子がテレビ中継で放送されると、SNS上で炎上を引き起こした。

6月12日の北海道日本ハムファイターズとの試合前、波留氏はチームの連敗を受けて選手たちに檄を飛ばした。その際の言葉遣いや態度が物議を醸し、ファンやメディアからの批判が相次いだ。波留氏は「もっと目覚ませ！」と叫び、選手たちの姿勢を叱責したが、これが逆にチーム内の雰囲気を悪化させる結果となった。中日ドラゴンズはその時点で5連敗中であり、ファンの間でも不安が広がっていた。

波留氏はこれまでも数々のトラブルを経験してきた。1997年にはプロ野球脱税事件で懲役10ヶ月の執行猶予が言い渡され、NPBからは出場停止処分を受けるなど、そのキャリアには波乱がつきまとった。また、2003年には千葉ロッテマリーンズに移籍後、応援団とのトラブルも報じられている。

最近の騒動に続き、波留氏は球団社長との口論でも注目を浴びた。社長が波留氏に試合への姿勢を問いかけた際、波留氏が冷淡な返答をしたことで感情的な口論に発展。これにより、波留氏はシーズンオフに球団との契約を解除され、コーチとしての道を閉ざされる可能性が高まっている。

波留氏のトラブルメーカーとしてのイメージは、選手時代から続いているが、彼の人柄や信頼性がコーチの座を維持している理由かもしれない。現在54歳の波留氏は未婚であり、子供もいないが、ペットの存在が彼の生活に彩りを添えている。

プロ野球界における波留氏の動向は、今後も注目されるだろう。彼の激しい性格がチームに与える影響や、トラブルから何を学ぶのか、ファンの関心が集まっている。