シンガーソングライターのイルカさんが、亡き夫と同じ難病に罹っていることを自身のSNSで明かしました。イルカさんは、頸椎の疾患「椎間板症」との診断を受け、ギターを弾くことが困難になったと語り、医師から「ギターをやめなさい」と告げられたことを報告しました。しかし、彼女はギターをスタンドに乗せて演奏する方法を見つけ、コンサートを続けています。この決断にファンからは多くの支持と励ましの声が寄せられました。
イルカさんは、夫との思い出や彼の病との闘いについても言及しました。夫は音楽プロデューサーとして彼女のキャリアを支え、二人三脚で歩んできた20年間の絆は深いものでした。夫の病魔が襲ったのは1986年頃で、最初は軽い症状とされていましたが、徐々に進行し、最終的には別れの時を迎えました。悲しみの中でイルカさんは、夫のために歌を歌うことができるようになるまでに時間がかかったと振り返ります。
イルカさんの代表曲「なごり雪」は、1974年にリリースされ、彼女のキャリアを象徴する楽曲となりました。今年、名残行から50年を迎え、イルカさんはロングセラー賞を受賞するなど、音楽界での地位を確立しています。イルカさんは、自身の音楽への情熱を持ち続け、夫の成し遂げられなかった分も踏まえて、今後も活躍することを期待されています。彼女は「人生はフルコースの料理のようなもの」と表現し、これからの人生にも楽しみが残っていると語っています。