国民的タレント・中居正広(52)に、過去最大の危機が訪れている――。
中居のスキャンダルを最初に報じたのは、12月19日発売の『女性セブン』(小学館)。中居が女性に9000万円もの“解決金”を支払い、中居の代理人弁護士がトラブルがあったことを認めた、という内容だった。中居は2023年、女性と2人きりで会食。密室内の2人の間に《深刻な問題が発生し、トラブルに発展した》とされる。当初は中居と知人男性と女性の3人で会食する予定だったが、男性が急きょ来れなくなり女性と2人になったという。
そして12月25日朝にはスポーツニッポン、そして『文春オンライン』(文藝春秋)でもこのトラブルに関する新情報が報じられたのだ。
文春では、代理人がトラブルは認めたうえで《少なくとも当方の認識としては、手をあげたり、暴力を振るうようなことは一切ございません》と回答しているが、同日昼12時配信の電子版と26日発売の『週刊文春』でさらなる詳報が出ることが示唆されていた。
実際に「電子版」を読んだユーザーからは、
- 《この女性の他にも苦しい思いや恐怖を感じた経験がある人がいることは想像に難くない。膿を出し切ってほしい》
- 《中居くんの件、事実やったら相当やばいよなこれは》
- 《なんか情報追えてなかったからさっき知ったけど、中居くんまじだったらかなりショックだよ》
- 《ガチでテレビに出られなくなるやつじゃんこれ…》
民放キー局関係者は話す。
「解決済みとはいえ、9000万円もの解決金が発生した女性トラブルを代理人の弁護士が認め、さらにスポーツ紙やナンバーワン週刊誌の文春が報じる事態ですから、中居さんの番組にCMを出稿する企業も深刻視する状況になっています。
中居さんは、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)など民放主要キー局で番組を持っていて、年末年始の大型特番も控えています。
すでに各局で、中居さんの番組の打ち合わせが飛んだり、12月26日に予定されていた来年放送分の番組の収録を見合わせた、という話も飛び交っています。そして今後、大きなポイントとなるのが中居さんの番組のCMがどうなるのかなんですよね……」
テレビ界では、出演タレントの不祥事があった場合や、震災・事件が発生して企業がCMを自粛した場合、穴埋めとしてACジャパンの広告に差し替えるのが通例となっている。2023年12月27日発売の『週刊文春』に、ダウンタウン・松本人志(61)の女性トラブルが報じられた際も、松本が出演する番組のCMがACジャパンのものに差し替えられた。
「番組に出演しているタレントに重大な不祥事があった際、“うちのCMを使ってくれるな”となるスポンサー企業が出てくるんです。
この場合ですが、企業側はすでにテレビ局にCM代を払っていて、そのお金は返金されない。つまり、“契約分のお金は払うけど、それでもCMを流してくれるな”と、スポンサー企業に強く拒絶されているに等しい。それは、企業とテレビ局の今後の関係にも関わってきますよね。
今回の女性トラブルで、中居さんの出演番組もそうなる可能性が浮上しているということです。すでに、中居さんのレギュラー番組の収録が飛んだという話も聞こえていますしね」
年末年始には、中居が出演する特番が複数控えている。
12月27日には、2019年3月まで6年半にわたって放送されたバラエティ番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)の復活特番『ナカイの窓 復活SP』が、22時から放送される。
12月30日16時から放送される『芸能界オールスター草野球』(テレビ東京系)にも、中居は出演を予定している。
また、25年の1月7日にはレギュラー番組『仰天ニュース』も控えている。さらに、冠番組『だれかtoなかい』(フジテレビ系)は25年3月をもって終了するとも報じられているが、1月12日放送予定の回は新MCに就任した岡田准一(44)とタッグを組む一発目。ゲストが田原俊彦(63)ではないかとも噂されていて、多くの注目を集めている。
こういった番組で本来のCMが流れず、ACジャパンによる“穴埋め”が増えた際に、考えられる最悪の展開とは――前出の民放キー局関係者が言う。
「もちろん、担当スタッフは番組がどうなるのかも心配でしょうが、今、多くのテレビマンたちが案じているのは、今回の件で、中居さんが引退を決断してしまうのでは、ということです。
元々、中居さんは“意地でもテレビ界にしがみつきたい”というタイプではないですし、前々から引退を示唆する発言もあった。そこにきて、スタッフ、番組、テレビ局に迷惑をかけてしまう事態になったわけで……“決意”を固めてしまうのではないか、と懸念されています」