テレビ朝日は19日、総額約517万円に上る経費の不正受領とスタッフらに対するパワーハラスメントがあったとして、コンテンツ編成局第2制作部エグゼクティブディレクター(50)を同日付で降格させる懲戒処分をしたと発表した。社員はバラエティー番組「ナスD大冒険TV」を担当しており、番組の放送は打ち切るという。
同局によると、社員は2019年~25年1月、個人的な会食費や物品の購入費など計1686件を経費として処理していたという。制作費が適切に使われているかを定期的にチェックしており、24年10月に発覚。社員は不正受領を認め、既に全額を返済したという。また調査の過程で、社員が複数のスタッフに人格を否定するような発言を繰り返していたことも確認したという。