戸田奈津子さん「大谷とトムは似てる」 字幕翻訳のレジェンド“一般人”でTBSにインタビューされた

【4月16日現地速報】大谷翔平&山本由伸 YOSHIKIにユニホームプレゼント

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字幕翻訳家の戸田奈津子さん(88)が、19日に東京ドームで行われた大リーグ開幕2戦目のドジャース―カブス戦を生観戦した。トム・クルーズ(62)ら数々のハリウッドスターの通訳を務め、親交を深めてきた戸田さん。試合後に放送されたTBSの報道番組「NEWS23」に“試合を見たファン”として登場し、「冥土の土産になりました」とコメントしたことがSNSで話題になっている。20日にスポニチ本紙の取材に応じ、応援するドジャースの大谷翔平への愛をさく裂させた。

大谷がドジャースに移籍した昨季からファンになった。「大谷くんとトムは生き方が似てるのよ」。魅力を尋ねると、戸田さんならではの答えが返ってきた。大谷は二刀流を貫くため他の選手の2倍の練習量をこなし、外食を控え、10~12時間の睡眠を取る。トムは極力スタントマンを使わず、役作りのために1年間車椅子生活を送るなどリアルな演技にこだわる。「野球選手でも俳優でも、自分の道をブレずに突き進む姿勢は本当に素敵」と語った。

スポーツへの関心はあまりなかったが、史上初の「50―50」の達成など、華々しい活躍を続ける姿にどんどん心引かれていった。そしてついに、念願の生大谷。バックネット裏の席から、今季初本塁打も目に焼き付けた。「余生いくばくもない中ですが、良い試合が見られました。本当に楽しかったです」と声を弾ませていた。

2022年に通訳は引退したが、字幕翻訳は現役。「今も1本、字幕の仕事を終わらせたのよ」と明るく話す。トムは映画「ミッション・インポッシブル」シリーズの最新作が5月に公開されるにあたり来日予定だといい、「彼はスポーツが好きだから、大谷くんのことも知ってるわ」と、大谷トークをすることも楽しみにしている様子。仕事に、そして趣味に。張りのある日々は続いていく。(小田切 葉月)

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