浜松市中央区で小学生の列に軽トラックが突っ込み、女児1人が死亡、1人が重体となっている事故から一夜が明けた3月25日、現場には同級生や保護者、近所に住む人などが献花に訪れています。
3月24日午後4時半過ぎ、浜松市中央区館山寺町で軽トラックが小学生4人の自転車の列に後ろから突っ込み、小学2年生の女児(8)が死亡したほか、姉で小学4年生の女児(10)が意識不明の重体となっています。一緒にいた小学4年生の双子の女児(ともに10)はそれぞれ軽傷です。
事故から一夜が明けた25日、現場には近所の人などが献花に訪れています。このうち娘からの連絡で事故を知ったという近くに住む男性は、事故現場について「スピードを出した車が(坂を)下りてくる」と話し、「本当に身近で起きたのでただ悲しい」と答えました。
また、亡くなった女児と幼稚園の時に同級生だった男児は「好きな色が黄色だと思ったから」と黄色の花を手向け、一緒に来た父親は「親御さんの気持ちを思うとかける言葉がない」と沈痛な面持ちを見せました。
この事故をめぐっては、警察が軽トラックを運転していた浜松市中央区協和町に住む男(78)を過失運転致傷の現行犯で逮捕していて、25日午前には男の自宅へ家宅捜索に入り、通院歴や既往歴、持病の有無などを調べています。男は事故を起こしたことを認めた上で、「なぜぶつかったかはわからない」と話していて、捜査関係者によると現場に目立ったブレーキ痕はありませんでした。
テレビ静岡