4月8日未明、女優の広末涼子容疑者(44)が傷害の疑いで現行犯逮捕された。静岡県警によると、広末容疑者は7日午後、新東名高速道路で乗用車を運転中に大型トレーラーに追突する事故を起こし、同乗していたマネジャーと見られる男性とともに静岡県島田市内の病院に緊急搬送されていた。その搬送先の病院で、看護師を蹴るなどしてけがを負わせた疑いが持たれている。
広末容疑者の逮捕を受け、自身の個人事務所「R.H」が「広末涼子の逮捕について」とする声明を発表。《静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方に怪我を負わせてしまいました》と経緯を説明した。また、声明では、広末容疑者が芸能活動を当面の間自粛することも発表された。今回の事故を大手紙記者が解説する。
「事故現場となったのは、新東名高速道路の上り線、粟ヶ岳トンネル内です。全長約4.5kmの粟ヶ岳トンネルは、新東名の中でも最も長いトンネルです。NEXCO中日本の発表によると、今回の事故は、乗用車と貨物車の人身事故で、2台とも自走不可能という状況だった。この影響で、現場を先頭に最大5kmの渋滞が発生したとのことです」
事故発生後、現場では清掃作業などが急ピッチで進められたが、渋滞は日付が変わるまで続いたようだ。
3kmが40分の大渋滞…
事故現場を通りかかった男性が語る。
「自分は23時ごろ、関西から東京方面に車で帰っていました。渋滞の情報は入っていたので、事故の手前の掛川パーキングエリアで腹ごしらえがてら時間を潰していたんです」
と当時の状況を振り返る。しかし、なかなか渋滞は解消されなかったという。
「それなら行くかとパーキングエリアを出発しました。普段であれば5分程度で通過できる3kmほどの区間が、この日は40分もかかった。現場はすごく散らかっていました。全車線に破片が飛び散っていて、警察と高速道路の黄色いパトカーが清掃している様子でした。
普段は3車線ある道路も、事故の影響で交通規制が敷かれ、1車線になっていて。トラックの運転手さんとか、仕事で利用されている方はイライラしているように見えましたね」
静岡県警は、広末容疑者から事情を聴取するとともに、事故の状況や病院での行動について詳しく調べているものと見られる。いったい広末涼子容疑者の身に何が起こったのか──。