**タイトル: 大阪万博の裏側、未完成パビリオンの波乱と期待**

2025年4月13日、大阪関西万博がいよいよ開幕しました。テーマは「命輝く未来社会のデザイン」で、165の国や地域、国際機関が参加し、約280万人の来場が見込まれています。開会式には天皇陛下や各国代表が参列し、未来の社会を考える貴重な機会として期待が寄せられました。

しかし、華やかな開幕の裏には、想定外のトラブルが待ち受けていました。多くの海外パビリオンが開幕時点で未完成という現実が報じられ、特にインドやネパールのパビリオンは、工事途中の姿が露呈しました。報道陣が公開した現場では、まだコンクリートを流し込む作業員の姿が見られ、完成には程遠い状態でした。

インドパビリオンの担当者は「全力を尽くしています」と語り、開幕日には間に合わせる自信を見せていましたが、実際には間に合っていなかった模様です。夜間には別業者が昼の遅れを補うために動くという、身動きが取れない状況が明らかになりました。さらに、夢島そのものも問題視されています。この地は産業廃棄物が埋め立てられた処分地であり、過去にはメタンガスの爆発事故も発生しました。

このような不安定な状況を受けて、千葉県のある中学校は修学旅行先をUSJに変更する決定を下しました。一方で、未完成のパビリオンに対するユーモアがSNSで広がり、逆に共感を呼ぶ場面も見られました。「工事現場も展示の一部」という見方が生まれ、観客は新たな楽しみ方を見出しているようです。

大阪万博の運営は、未来を語る前に現在の安全と信頼を確保できるのか、注目が集まります。未完成の波乱を経て、万博はどのように進化していくのでしょうか。今後の展開に期待が高まります。