TBSアナウンサー、過去のハラスメント被害が発覚

TBSは、過去に社内で発生したハラスメントに関する調査結果を公表し、深刻な事実が明らかになった。約25年前、当時のアナウンサーが番組出演者から身体接触の被害を受けていたことが確認され、さらに約20年前には別のアナウンサーが出演者から交際を迫られていたことも報告された。加えて、約15年前には再びアナウンサーが出演者から身体接触の被害を受けていたが、当時のTBSは適切な対応を行っていなかった。

TBSは、当時のハラスメントに対する認識が不足していたことを認め、社内の研修や相談体制が不十分であったことを謝罪した。今後は、社員やスタッフの人権を守るために努力を続けていくとともに、重大なコンプライアンス違反があった場合には速やかに公表する姿勢を示している。

一方で、TBSはSNS上での誹謗中傷や憶測に基づく投稿を控えるよう呼びかけている。しかし、視聴者や関係者からは「25年前のハラスメントを今さら報告するのは遅すぎる」や「被害者のことを考えると、もっと早く動くべきだった」といった批判の声が上がっている。

TBSの内部体制に問題があったことが浮き彫りになり、業界全体での調査や改善策の必要性が求められている。特に、メディアにおいても社員を守るためのコンプライアンス違反を厳しく取り締まることが急務であると指摘されている。今後の対応が注目される。